2013年に観てからしばらく観てなかったんだけど、再視聴しました。
その2013年に観た時にも記事を書いていたので、それをベースに改稿して書いてみたいと思います。
映画自体は2007年公開とちょっと古いです。
撮影時期的には、ファン・ジニの撮影とこの映画のためのボクシングのトレーニング時期がカブっていたと思います。
ジウォンさんが撮影中に鼻を骨折したまま撮影を続けたという逸話のある映画ですね。
その辺りの話はこちら
最近、ジウォンさんファンになった方はまだ観ていないと思うので、ネタバレは最小限にして置きますね。
(C)2007 CJ ENTERTAINMENT INC.ALL RIGHTS RESERVED.一番街の奇蹟DVDより引用
物語は再開発のため、水道水もろくに出ない貧民街の住民を立ち退かせる目的でやって来たチンピラのピルジェが、極悪非道を尽くして追い出しに掛かる筈が…。
これは観てのお楽しみということで!!
感想を要約すると、この作品はジウォンさんがメインと言うより、複数のストーリーを一つの脚本としてうまくミックスした感じでしょうか?
我らがジウォンさん演じるボクサー・ミョンランのサクセスストーリー
(C)2007 CJ ENTERTAINMENT INC.ALL RIGHTS RESERVED.一番街の奇蹟DVDより引用
東洋チャンピオンだったミョンランの父(チョン・ドゥホン)は若い挑戦者に打ちのめされて下半身不随となります。
チョン・ドゥホンさんってちょっとイ・ビョンホン似でカッコイイですよね。
(C)2007 CJ ENTERTAINMENT INC.ALL RIGHTS RESERVED.一番街の奇蹟DVDより引用
そしてミョンランもアルバイトで家計を支えながら、父と同様にボクシングの世界に入っていきます。
ジウォンさん演じるミョンランのパンチングボールがすごくサマになってますよ。
でもって、父と同じく東洋チャンピオンに挑むんですが、負けてしまいます。
そこに父の幻想が現れるが…。
これから後は観てのお楽しみ!
でもって、この試合シーンのジウォンさんは凄いです。
その辺りのお話はこちらの記事をどうぞ
母に捨てられたイルドンとイスンの兄妹愛のストーリー
何処にでも居そうな兄妹だが、貧困街で健気に生きる事は難しいですね。
(C)2007 CJ ENTERTAINMENT INC.ALL RIGHTS RESERVED.一番街の奇蹟DVDより引用
ガンになったお爺ちゃんにトマトを食べさせようと八百屋の前に落ちたトマトを持ち去ろうとして店主に見つかりますが、ピルジェが助けてトマトを箱で買い与えます。
帰っている途中でいじめっ子の兄たちから追い詰められてトマトを投げつけられるんですが、妹をかばって盾になるイルドン。
この二人はとっても素敵な兄妹愛に溢れていて、トマトを投げられる辺りは泣けます。
この街に住むOLソンジュと自販機屋のテソクのラブストーリー
これは本当に別物語にしてもいいくらいな純真なラブストーリーです。
(C)2007 CJ ENTERTAINMENT INC.ALL RIGHTS RESERVED.一番街の奇蹟DVDより引用
自販機にトイレの水を入れた所をソンジュに見られるという最悪な出会いから始まります。
雨のシーンでさり気なく傘を渡して去るテソクを見つめるソンジュ。
テソクはまだソンジュが貧民街に住んでいるとは気づいてない。
(C)2007 CJ ENTERTAINMENT INC.ALL RIGHTS RESERVED.一番街の奇蹟DVDより引用
テソクは想いをソンジュに告白しますが、自身の身の上を知られたくないソンジュは彼氏が居ると言ってそっけなく断ります。
告白のシーンは正直に言えないソンジュとテソクの思いやりが切ないですね。
そして真実を知ったテソクからのラブレターを読むシーンは泣けますよ。
映画という枠に詰め込まれたストーリーとしては、中々秀逸で、笑いあり、涙ありでお勧めです。
kazySUS